TPのブログ

三日坊主がその時々のマイブームについて書いているブログなので脈略はないです

スタンディングデスク導入

コロナ禍によりバイトも大学活動も在宅になった。自分は根っからのインドア派なので家に居続けてもそれほどストレスはたまらないのだが、通勤通学がないことによる著しい運動不足を無視できなくなってきた。
iPhoneの万歩計は連日100歩未満を記録している。外が暑くなってきたのでたまのジョギングも散歩もやらなくなった。運動不足で体力が落ちたのが集中力・持続力の低下として現れるようになった。

このままではマズイと思ったので、せめてデスクワーク中に少しでも動けるようにとスタンディングデスクを導入することとした。

自分はこの春に引っ越して以来、和室である自室の押し入れの一角を机のように使ってデスクワークをしている。床が畳なので重い机を置くのは避けたく、スタンディングデスクの導入を見送っていたのだが、机の上に置くタイプのスタンディングデスクがあることを知った。
置くだけで手軽にスタンディングデスクとして使えて、さらに床設置型よりも値段が安かったのですぐ買うことを決めた。

買ったのはコレ↓

www.amazon.co.jp

前にキーボード置きがあるタイプと一枚板タイプがあったので迷ったが、ディスプレイが目線くらい高いほうが首に良さそうなのでキーボード置きタイプにした。

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座りモード
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立ちモード

上の段の手前に小物入れになる溝がついているが、これの部品が少し出っ張っていてMacBookを置いたときに干渉するので、無いほうが良かった。他の部分については特に不具合もなく、満足している。組み立ても簡単だった。

さっそく立ちデスクワークをしてみたところ、一時間を過ぎたくらいからかなり疲れを感じてきて座りたくなってくる。中学のときにマーチングの練習で一日10時間以上立っていた頃に比べると非常に体力が落ちたものだ。
立ってデスクワークをするのは疲れるが快適だ。座っているのに疲れたときに立って、立っているのに疲れたら座る、を繰り返せば姿勢で疲れて作業がしんどくなることがない。結果、集中力も持続するようになった。
とくに、テレビ会議や動画視聴などの手を使わないタスクのとき、スクワットなどをして運動できるのが良い。ながら運動なので純粋に得している気分になれる。

座っている時も、以前よりディスプレイの位置が高いことによって姿勢が楽になった。

導入してかなり大きいメリットがあったと思う。できれば職場でも立ちデスクワークをしたい。

コロナ禍の生活の中で一番搾りの良さに気づいた

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350mlx6缶パックで1000円ちょいの価格帯のビールって、スーパードライ黒ラベル一番搾りが並んでるじゃないですか。自分はあの中だと黒ラベルが一番好きで、刺し身などにはスーパードライの方が合うかなという意見でした。一方、一番搾りは他の2者よりも味の特徴が感じられず、なにか金臭さみたいなのもあるような気がしていて、あまり好きではありませんでした。私の親も、金臭くて微妙という意見を持っていました。歴史ある大手が作っているビールだし、そんなに微妙な味なわけがないだろうと思って何回か味を確かめるように飲んでみたのですが、やはり特徴のなさと金臭さが気になって美味しいと思えませんでした。
結局、自分の舌には合わないビールなのだろうと結論して、居酒屋でもスーパーでも一番搾りを選ぶことはなくなりました。

コロナ禍によって大学もバイトも在宅になり、一日中家にいるようになり、居酒屋やバーに行けないぶん家でビールを飲むことが増えました。黒ラベルスーパードライの350mlx6本をローテーションで買って、週に数回、晩飯のときに開けて飲んでいました。最初はちゃんと丁寧に洗ったグラスに注いで飲んでいたのですが、だんだん面倒になり、缶を開けてそのまま飲むことが増えました。引きこもり生活が一ヶ月を超え、そろそろ日常に刺激が欲しくなってきた頃、ふと、めったに買わない一番搾りをスーパーで手に取りました。
家に帰り、2割引になっていた豚レバーでレバニラ炒めを作り、冷蔵庫から一番搾りを一缶取り出してちゃぶ台に座り、テレビを付け、プルタブを開けて一口。あれ?かなり美味しい?一番搾りってこんな味だったかと思いつつレバニラを頬張り、また一口飲む。間違いない美味しさ。特にのどごしがいい。かつて感じていた金臭さは全く感じられず、食事の脂を流すキレのあるのどごしが非常に良かったです。
6本入りを買っていたので後日何回か飲み直しましたが、やはりかつて感じていた「微妙さ」は全くなく、ただただ美味しかったです。

なぜ自分の中でこんなにも味についての印象が変わったのか。理由として思い浮かんだのは、「グラスに注いで飲む」か、「缶でそのまま飲む」かの違いです。かつて実家で一番搾りを飲んでいたとき、毎回グラスに注いで飲んでいました。グラスで飲むことで鼻に直接ビールの香りが流れ込んでくるので、一番搾り特有の匂いが気になっていたのかもしれません。普通に自分の味覚が変化したという可能性もあるので、今度グラスでも飲んで確かめたいと思います。

短い記事

たまに「そこそこの長さの文章を書きたい欲」が発生することがある。
内容はある程度のまとまりがあれば何でもよく、文字数はTwitterの文字制限よりは多く、読書感想文より少ないくらいが理想。
そんな欲を満たすために最近買ったものやマイブームを題材にブログを書き始めると、嘘は書けないので事実確認のために調べ物をする必要が生じたり、論理の荒が目立ってきて考えを練り直すことになる。大体は欲より面倒臭さが勝ってその記事は永遠に下書きフォルダに眠ることになり、たまに筆が乗って一応の体裁が整った記事だけが公開されることになる。
具体的なモノやアイデアについて書くから事実の裏付けや論理的な建付けが必要になって書くのが面倒になってきてしまうのだ。「文章を書きたい欲」を満たすためにはもっと無責任な感想などを書けば良いのではないだろうか。
とはいえ自分が感想を書くと必然的に批判めいてきてしまって、批判になるといい加減なことは書けなくなるのでやはり面倒な作業が必要になる。
感想を漠然と書いても建設的にはなりにくいし、オチも特に書くことはできない。しかしそういうオチのない文章を許容してブログに上げるのもたまには良いのではないかと思った。

自作キーボードLily58liteを作った

自作キーボードのLily58 Liteを購入して組み上げました。

購入に至るまでの経緯

分割キーボードが欲しかった

最近、インターンなどで一日中コーディングしている日が増えてきたのですが、MacBook Proの薄いキーボードを一日中打っていると指に疲れを感じるようになってきました。また、自分は体格の割には肩幅が広い方なので、非分割のキーボードだと猫背になってしまって肩こりが進行している感じがありました。そこで、ストロークが深くて指への負担が少なく、分割されているキーボードが欲しくなりました。分割キーボードは既製品のバリエーションがあまり無いので、自作キーボードを見てみることとしました。

電子工作に飢えていた

工作作業をしている時が一番心が安らぐタチなのですが、最近あまり工作をできていなかったので、工作欲求を満たしたかったというのも自作キーボードを作ろうと思った理由の一つです。

格子配列のキーボードが欲しかった

普通のキーボードは文字が行ごとに若干ズレて配置されていますが、このズレには昔から疑問を抱いていました。教科書的な指のポジションを守るなら、左右の手が非対称に傾いてしまうからです。例えば、BとNの人差し指のホームポジションからの距離を比べると、Bの方がかなり遠いのは合理的で無いと思います。左右対象で、両手の指を均等に動かすことのできる格子配列のキーボードならこの点の不合理が解消できると思いました。

小指が辛い

普通の配列のキーボードだと大半の記号やEnterが小指に割り当てられており、小指にかかる負担が大きいです。特にコロン、大かっこ、+、-などを多用するプログラミングにおいては小指の負担はさらに重くなります。弱い小指に負担が集中しているのは良くないので、親指に多くキーが割り当てられているLily58を選びました。

購入

Lily58 Liteを組み上げるために購入した物品は以下の通りです。(価格は税込)

  • 遊舎工房
    • Lily58 lite ¥11000
    • Pro micro コンスルー付き x 2 ¥2200
    • Cherry mx red x 60 ¥5280
  • Amazon
    • TRRSケーブル ¥820
  • 楽天
    • Cherry mx対応キーキャップ CK-104BAT/E ¥3000

合計 ¥22300

組み立て

Lily58/buildguide.md at master · kata0510/Lily58 · GitHub

58個のスイッチとダイオードを付けるのは手間はかかるものの、こちらの公式説明書通りに組めば簡単にできました。唯一詰まったポイントとしては、

make lily58:default:avrdude

でDetecting USB port, reset your controller now...が出てからキーボードのリセットスイッチを押してもドットが増えるだけでプロセスが先に進まない現象が起きたところです。これは、キーボードとmacをつなぐケーブルが差してあるハブを別のものに取り換えるとうまくいくようになりました。

完成品写真

f:id:negitoro113:20200322105410j:plain f:id:negitoro113:20200322105412j:plain f:id:negitoro113:20200322105414j:plain ハブからUSBで繋いでいて配線がごちゃついているので、専用のすっきりしたケーブルを買いたいですね。

使用した感想など

格子配置がいい感じ

まだ2日ほど使っただけですが、既に格子配列の良さを感じています。Bまで無理に指を伸ばさなくて良いので、ホームポジションが崩れにくく、結果として他のキーも安定してブラインドタッチできるようになった感じがします。この点だけでも既に普通のキーボードには戻れない感じがしています。

キー配列の変更も簡単

デフォルトのキー配列では自分の感覚と合わない部分があったので、すぐにキー配列をカスタマイズすることにしました。カスタマイズは非常に簡単で、qmk_firmwareディレクトリ以下のkeyboards/lily58/default/keymaps.cをコピペして書き換えてコンパイルするだけです。
今の自分のキーマップはこれ↓です。commandが左右対象になるようにしたり、Raise, Lower時のキーマップを自分の直感に合うように書き換えました。記号周りについては使っていくなかでもう少し調整する必要があるかなと思います。

/* QWERTY
 * ,-----------------------------------------.                    ,-----------------------------------------.
 * | ESC  |   1  |   2  |   3  |   4  |   5  |                    |   6  |   7  |   8  |   9  |   0  |  `   |
 * |------+------+------+------+------+------|                    |------+------+------+------+------+------|
 * | Tab  |   Q  |   W  |   E  |   R  |   T  |                    |   Y  |   U  |   I  |   O  |   P  |  -   |
 * |------+------+------+------+------+------|                    |------+------+------+------+------+------|
 * |LCTRL |   A  |   S  |   D  |   F  |   G  |-------.    ,-------|   H  |   J  |   K  |   L  |   ;  |  '   |
 * |------+------+------+------+------+------|   [   |    |    ]  |------+------+------+------+------+------|
 * |LShift|   Z  |   X  |   C  |   V  |   B  |-------|    |-------|   N  |   M  |   ,  |   .  |   /  |RShift|
 * `-----------------------------------------/       /     \      \-----------------------------------------'
 *                   | LGUI | LALT | LOWER | /Space  /       \Enter \  |RAISE |BackSP| RGUI |
 *                   |      |      |      |/       /         \      \ |      |      |      |
 *                   `----------------------------'           '------''--------------------'
 */

/* LOWER
 * ,-----------------------------------------.                    ,-----------------------------------------.
 * |  F1  |  F2  |  F3  |  F4  |  F5  |  F6  |                    |  F7  |  F8  |  F9  | F10  | F11  | F12  |
 * |------+------+------+------+------+------|                    |------+------+------+------+------+------|
 * |      |   !  |   @  |   #  |   $  |   %  |                    |   ^  |   &  |   *  |   (  |   )  |   `  |
 * |------+------+------+------+------+------|                    |------+------+------+------+------+------|
 * |      |      |      |      |      |      |-------|    |-------|   +  |   -  |   =  |      |   |  |   \  |
 * |------+------+------+------+------+------|   [   |    |    ]  |------+------+------+------+------+------|
 * |      |      |      |      |      |      |-------|    |-------|      |      |      |      |      |      |
 * `-----------------------------------------/       /     \      \-----------------------------------------'
 *                   | LAlt | LGUI |LOWER | /Space  /       \Enter \  |RAISE |BackSP| RGUI |
 *                   |      |      |      |/       /         \      \ |      |      |      |
 *                   `----------------------------'           '------''--------------------'
 */

/* RAISE
 * ,-----------------------------------------.                    ,-----------------------------------------.
 * |      |      |      |      |      |      |                    |      |      |      |      |      |      |
 * |------+------+------+------+------+------|                    |------+------+------+------+------+------|
 * |   `  |   1  |   2  |   3  |   4  |   5  |                    |   6  |   7  |   8  |   9  |   0  |      |
 * |------+------+------+------+------+------|                    |------+------+------+------+------+------|
 * |  F1  |  F2  |  F3  |  F4  |  F5  |  F6  |-------.    ,-------| Left | Down |  Up  |Right |      |      |
 * |------+------+------+------+------+------|   [   |    |    ]  |------+------+------+------+------+------|
 * |  F7  |  F8  |  F9  | F10  | F11  | F12  |-------|    |-------|   +  |   -  |   =  |   [  |   ]  |   \  |
 * `-----------------------------------------/       /     \      \-----------------------------------------'
 *                   | LAlt | LGUI |LOWER | /Space  /       \Enter \  |RAISE |BackSP| RGUI |
 *                   |      |      |      |/       /         \      \ |      |      |      |
 *                   `----------------------------'           '------''--------------------'
 */

小指の負担が少なくて良い

小指の負担が大幅に減り、指に無茶な動きをさせることも減って非常に楽にタイピングできるようになった気がします。親指でenterやdeleteを押すのはわりとすぐに慣れました。enterを押すときに指を動かさなくていいので非常に快適です。

数字列いらなくない?

このキーボードにしてから数字列を触る機会が減りました。普通に数字列に指を伸ばすよりも、RAISEキーと数字列より一段下のキーを押した方が手が届きやすいからです。以前は40%キーボードなどの数字列がないキーボードなんてありえないと考えていましたが、今なら数字列を消す人の気持ちがわかります。ただ、自分はキーボードにこれ以上の小ささを求めないので、数字列はあまり使わないけどあって困ることもないなという感じです。

まとめ

半ば衝動的にキットを購入して行った初めての自作キーボード制作でしたが、想像以上に楽しく、また実用的なキーボードを作ることができました。Lily58に早く慣れて実践投入していきたいと思っています。

ソニー WH-1000XM3を3ヶ月くらい使った感想

3ヶ月前くらいに買った(うろ覚え)ソニーノイズキャンセリングヘッドホン、WH-1000XM3のレビューを思いつくままに書きます。オーディオ詳しくない人の感想文だと思ってお読みください。

ノイズキャンセルすごすぎ

みんな言っている事ですがノイズキャンセルの性能がとにかく高いです。電車の音や周りのザワザワがほとんど聞こえなくなるので、外にいても家で聴いているのとほとんど変わらない音環境で音楽を楽しむ事ができます。新幹線の中で使うとかなり良い感じでした。電車通学していたら活躍する機会が多そうですが、自分は大学の徒歩圏内に住んでいるのでノイズキャンセルの恩恵を受ける機会は比較的少ないです。

アプリのイコライザ使用して初めて完成する音

WH-1000XM3を買うとき、BoseのQuietComfort35とどっちを買うか悩んでいて、新橋のビックカメラで何回も視聴しました。実は、音はQC35の方が好きでした。QC35の方が低音を中心に音の解像度が高いように感じたからです。ただ、比較して明らかに高かったノイズキャンセリング性能と、外音取り込み機能などを良いと感じてXM3に決めました。

買ってから家でじっくり聴いた時も、ノイズキャンセリングには満足していましたが、音に若干の不満がありました。全体的に粒が立っておらず、平坦すぎる聞こえ方に感じていました。悪くはないけど、これなら既に持っていた有線ヘッドホン(ATH-AD900X)の方が面白い音を鳴らしているなと思いました。しばらくの間は音の不満を抱えつつ普通に使っていました。

しかし昨日、ソニー純正のアプリであるHeadphones connectのイコライザ機能をちゃんと使ってみると、その評価が変わりました。

アプリのイコライザには多くの種類がありますが、自分が特に気に入ったのは「音楽が聞こえる方向を変更」で前方に音源を設定することです。自分がよく聴く音楽はロック(Radiohead, Oasis, Arctic monkeysなど)なのですが、XM3でロックを聴くと圧迫感があり、聴き疲れが起きていました。その圧迫感が前方に音源を設定することでかなり軽減され、さらに目の前にバンドがいるような臨場感を得ることができました。音源と距離が取れた(仮想的にですが)ことによって一つ一つの楽器の音が聴きやすくなり、音の解像度も向上したような気がしました。

イコライザって完成された料理に味付けするみたいであまり好きではなかったので今まで使っていなかったのですが、少し認識が改められました。まあ実際、普通のヘッドホンは素の音が既に割と味付けされているので、イコライザでより面白い音にする事が難しいというのはそんなに間違っていないと思うのですが、XM3に関しては事情が違うのではないでしょうか。XM3の出す素の音は完成された一品料理ではなく、白米のようなもので、そのまま単品で頂くものではないんじゃないでしょうか。知らんけど。

自分は、ロックやジャズは音源を前に、クラシックはサラウンドのConcert Hallに、PopsはイコライザのCustumで図1のようにパラメータを調節したものを使っています。

原音の再現とかはよくわかりませんが、自分はイコライザを使う事で結構面白く聴く事が出来るようになりました。

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図1 Popsによく使っているイコライザ

ガジェットオタクを満足させるハイテク感

ガジェットオタクの端くれとして、XM3が随所に見せてくるハイテク感には心をくすぐられるものがあります。ハイテク感っていうか、実際ハイテクなんですが。

豊富なイコライザ、側面をタッチすることによる操作、外音取りこみ機能などにハイテク感を感じますが、中でもお気に入りなのがNC/AMBIENTボタンを長押しすると始まる「ノイズキャンセリングの最適化」です。この機能、装着状態や気圧などをキャリブレーションしてノイズキャンセリング性能を向上させるというものらしいのですが、そんなことは割とどうでも良くて、すごいのは最適化中に流れる音のカッコよさです。

文字にするとこんな感じです↓

オプティマイザ-, スタァート パ-------(低音) ピピッ プ---------(中音) ピピッ ピ------------(高音) ピピッ ポポン フォンフォンフォン(エコー) オプティマイザー フィニッシュトゥ

文字ではカッコよさが伝わりづらいのが残念ですが、良い感じの電子音と専属人工知能エージェントを彷彿とさせる外国人のお姉さんの声が流れてキャリブレーションが行われます。これらの電子音がキャリブレーションにどのように役に立っているのかは全くの不明ですが、「ノイズキャンセリングの最適化」を行うたびに近未来のデバイスを操っているかのような高揚を感じる事ができます。

装着感良い感じだけど夏は暑い

低反発な素材が耳を優しく包み込んでくれるので長時間つけていても苦にならないです。しかし、耳をすっぽり覆う形なので夏に外で使うには暑いです。

iPhoneだと性能を活かしきれてなさそう

自分はiPhoneでXM3を使っているのですが、一度xperiaを借りてXM3でハイレゾ音源を聴いた時に明らかな音質の違いを感じました。原因はおそらくBluetoothの音声伝送コーデックの差で、iPhoneAACソニー製品はLDACというコーデックをそれぞれ使っています。ハイレゾ音声を送るときはLDACの方が適しているようです。詳しくは下の公式のヘルプをお読みください。

helpguide.sony.net

XM3には、LDACに対応していなくてもハイレゾ相当の音質にアップスケーリングしてくれる機能があるのでiPhoneからでも十分良い音は鳴ります。ただ、やはりソニーの機器をつなぐに越したことはないようです。

お気に入りのビールを紹介する

私はビールが好きです。ビールは多彩な種類があって楽しいからです。この記事では、自分がこれまで飲んだ中で特にお気に入りのビールをいくつか紹介します。

BALLAST POINT SCULPIN IPA

去年の秋頃からIPAというジャンルのビールにハマっています。
IPAとはIndia Pale Aleの略です。IPAの起源としては、インドに滞在するイギリス人にエールビールを送るために、防腐剤としての役割を果たすホップを大量に使用して作られたものが元になっていると言われています。そのため、ホップの苦味と風味が強めのビールとなっています。
IPAにハマって以来、ビアバーや酒屋で見かけたIPAをよく飲んでいました。その中でもこのBALLAST POINT SCULPIN IPAは特に完成度が高いIPAだと思います。IPAらしい強い苦味と風味を備えつつ、後味が絶妙に爽やかなので、次の一口を誘います。微妙にフルーツのようないい風味も感じられます。

Liefmans Fruitesse

チェリーを漬け込んで18ヶ月間熟成させた後、チェリー、ビルベリー、エルダーベリー、ストロベリー、ラズベリーのフレッシュジュースをブレンドして造られる赤いビールです。このビールは氷を入れてオン・ザ・ロックで飲むことがオススメされています。
味は、あらゆるベリー系の果物の特性を併せ持った架空の果物の果汁を飲んでいるような味です(自分でも変な表現だと思いますが本当にそんな感じなんです)。
私はベリー系の果物が大好き(31アイスクリームに行くと必ずベリーベリーストロベーリーを頼むほど)なので、このビールは非常に気に入りました。
果汁とビールは相性が良く、海外では果汁を混ぜたビールがよく作られています。飲んだことのない方はぜひ試してみてください。

Orval(オルヴァル)

f:id:negitoro113:20190302220203j:plain Orvalトラピストビールというカテゴリのビールです。トラピストビール修道院で作られているビールで、現在でも修道院の敷地内で作ったもの以外はトラピストビールを名乗ってはならないことになっています。
トラピストビールの特徴は濃厚な味と香りです。バーに行くと口の広い聖杯型のグラスで提供されます。いかにも修道院という感じで面白いです。グラスの口が広いことによってその香りを存分に楽しめるという利点もあります。
麦の香りが濃厚かつ華やかです。自分はこのビールを飲むと、昔のヨーロッパの農民たちが麦の豊作に喜んでいる秋の情景が思い浮かぶような気がします。
Orvalトラピストビールの中でも複雑で濃厚な味がするので特に好きです。

GEUZE BOON

GEUZE BOONはランビックという種類のビールです。現在一般的なビールの多くは、工場で厳選・管理された酵母を用いて発酵させますが、ランビックは外気に自然に存在する酵母を使ったビールとなっています。そのため、ビールの原型に一番近いといえます。
ランビックは酸味が強いビールで、このGEUZE BOONも強い酸味を持ちます。
パインやオレンジのような酸っぱい果物のような味と匂いがありますが、原料は麦と酵母だけです。
結構不思議な味がするので、好みが分かれるビールだと思いますが自分は好きです。

iPad pro 12.9(2018)のレビュー

この度、長年愛用していたiPad pro 9.7から新型のiPad pro 12.9に買い換えました。3週間ほど使ったので簡単なレビューを書きます。

本体について

ベゼルが狭くなってA4サイズに

12.9インチipad proは画面サイズをそのままにベゼルが狭くなり、結果として本体サイズが小さくなり、A4ほどになっています。
小さくなったので単純に持ちやすいですし、A4は他の書類と同じ大きさなので通学カバンに入れるにもちょうどいい大きさです。

Face IDとiPad proの相性は良い

自分はiphoneはFaceIDよりTouchIDのほうが色々便利だろうと思っているのですが(だから今年の秋にiphoneを買い換えた時もXシリーズではなく7にした)、iPadの場合はFaceIDがかなり良い感じだと思いました。
iPhoneは満員電車など、体制を整え辛い環境で使うこともしばしばあるので、そういうとき画面をしっかり顔に向けなければいけないFaceIDはTouchIDより不利だと思います。しかしiPadの場合、机の上でスタンドに立てて使う事が多く、そのような状況では画面をタップ&スワイプするだけで起動できるFaceIDの方が手間がかかりません。
特に、Smart Keyboardを装着している状態ではキーボードを二回押すだけで起動できるのでスムーズなことこの上ありません。
画面が顔に向いている状況でさえあれば、FaceIDは非常に高速かつ正確です。

他は一世代前と変わった感じはしない

デザインが全面刷新されてすっかり別物になったようにも見えるiPad proですが、少し使ってみた感じだと、本体そのものに関しては上記の2点以外は一世代前との違いは特に感じられません。
CPUはA12X bionicになってかなり高速化されているみたいですが、普通に使っている分には違いはわかるものではありません。
搭載されているRAM容量も12.9インチ1TBモデル以外は一世代前と変わらないらしいです(基本4GBで、12.9の1TBモデルのみ6GBとの噂)。
一世代前との一番の改善はApple pencil 2にあります。

Apple pencil 2について

ワイヤレス充電が最高

ワイヤレス充電はとにかく素晴らしいです。特に旧Apple Pencilを使っていた人からするとその改善はすごく大きいものに感じるでしょう。
・使わないときは常に充電状態なので充電が0%にならず、常に使用可能
・無くしそうだったキャップが消え、美しい一体型になった
・もう本体から突き出た無様な充電状態を見ずに済む
上記のように多くの改善点があります。
ただ、少しだけ注意点もあります。
まず、側面をくっつけて充電する方式になった結果、グリップを装着したままでの充電ができなくなった事があります。自分はグリップをつけない派なのでなんともありませんが、グリップ派の方はこの点よく考えてから購入された方がいいと思います。
もう一つは、Qi方式のワイヤレスに対応していない事です。今のところApple pencil 2の給電方法は、本体の側面にくっつけるという方法しかありません。

常に本体にくっついていて便利

Apple Pencilは本体にくっつかないので、別で持ち運ぶか、何らかのアクセサリを本体に付けてそこに入れる必要がありました。Apple Pencil 2は本体にいい感じの強さでくっつくので、自然と一緒に持ち運ぶ事ができます。
このメリットは思っていた以上に大きく、「常に共にある」というだけでメモで使う頻度が格段に上がりました。以前は紙のメモ帳で取っていたメモを全てiPad proで行おうかと検討しているくらいです。
くっつく磁石の強さは、強すぎず弱すぎず、いい感じです。手ではスッと取れるくらい弱いですが、降ったり少々物が当たった程度では取れてしまわないくらいには強いです。まだそこまで持ち運んでいるわけではないので保証はしませんが、ケースに入れずにそのままカバンに入れてしまっても取れることはそうそうないと思います。

画面OFF状態からタップしてすぐメモが立ち上がる

ロック画面をApple Pencilでタップしてメモを起動できる、「インスタントメモ」は以前からありましたが、これがさらに強化されて、画面OFFの状態のiPad proをApple Pencilでタップするとメモが起動するようになりました。
以前はメモの起動には、(1)電源ボタンかホームボタンを押して画面をONにする。(2)画面をApple Pencilでタップする。という2行程が必要でした。しかし、新型iPad proでは、(1)画面をApple Pencilでタップする。の1行程、正真正銘のワンタッチで実現できます。この差は非常に大きいです。
実際、自分は以前のインスタントメモはあまり使っていませんでしたが、新型のインスタントメモは毎日使うようになりました。

Smart Keyboard Folioについて

全体的に旧式とあまり変わらない

背面を保護するようになったり、画面の角度を2段階で調節できるようになったという変更点はありますが、タイピング感や重さなど、基本的な使用感は旧式と変わらない感じです。むしろ変わらないことで安心感がありました。
ただ、一点だけ、旧式に比べて改悪されたポイントが目立ちます。それは……↓

バインバインする

画面がバインバインします。バインバインするせいでラップトップモードの時にApplePencilの使い心地が悪くなってしまいます。

f:id:negitoro113:20181207223701g:plain
ApplePencilを使う時に画面がバインバインしている図

自分はキーボードで調べ物をしつつ手書きメモを取ることがよくあるので、そのときにいちいちバインバインするのはかなりストレスがあります。
率直に言って設計が甘すぎます。
自分はこのバインバインが嫌すぎて、SmartKeyboardFolio以外のキーボードを買い直すことも検討しています。

まとめ

まとめると、小型化最高!ApplePencil2最強!SmartKeyboardFolioはもうちょっとどうにかならなかったのか!という感じです。
バインバインだけは許せませんが、それ以外の点には結構満足しているのでこれからも使っていきたいです。
ちなみに、自分はApple信者でありかつiPad proのファンをやっているので買いましたが、特にAppleにこだわりがない方にはSurface pro 6のほうがいろいろ便利だと思うのでそちらをお勧めしています。単体として見ればsurface pro 6の方が優れていると思います。