TPのブログ

三日坊主がその時々のマイブームについて書いているブログなので脈略はないです

iPad pro 12.9(2018)のレビュー

この度、長年愛用していたiPad pro 9.7から新型のiPad pro 12.9に買い換えました。3週間ほど使ったので簡単なレビューを書きます。

本体について

ベゼルが狭くなってA4サイズに

12.9インチipad proは画面サイズをそのままにベゼルが狭くなり、結果として本体サイズが小さくなり、A4ほどになっています。
小さくなったので単純に持ちやすいですし、A4は他の書類と同じ大きさなので通学カバンに入れるにもちょうどいい大きさです。

Face IDとiPad proの相性は良い

自分はiphoneはFaceIDよりTouchIDのほうが色々便利だろうと思っているのですが(だから今年の秋にiphoneを買い換えた時もXシリーズではなく7にした)、iPadの場合はFaceIDがかなり良い感じだと思いました。
iPhoneは満員電車など、体制を整え辛い環境で使うこともしばしばあるので、そういうとき画面をしっかり顔に向けなければいけないFaceIDはTouchIDより不利だと思います。しかしiPadの場合、机の上でスタンドに立てて使う事が多く、そのような状況では画面をタップ&スワイプするだけで起動できるFaceIDの方が手間がかかりません。
特に、Smart Keyboardを装着している状態ではキーボードを二回押すだけで起動できるのでスムーズなことこの上ありません。
画面が顔に向いている状況でさえあれば、FaceIDは非常に高速かつ正確です。

他は一世代前と変わった感じはしない

デザインが全面刷新されてすっかり別物になったようにも見えるiPad proですが、少し使ってみた感じだと、本体そのものに関しては上記の2点以外は一世代前との違いは特に感じられません。
CPUはA12X bionicになってかなり高速化されているみたいですが、普通に使っている分には違いはわかるものではありません。
搭載されているRAM容量も12.9インチ1TBモデル以外は一世代前と変わらないらしいです(基本4GBで、12.9の1TBモデルのみ6GBとの噂)。
一世代前との一番の改善はApple pencil 2にあります。

Apple pencil 2について

ワイヤレス充電が最高

ワイヤレス充電はとにかく素晴らしいです。特に旧Apple Pencilを使っていた人からするとその改善はすごく大きいものに感じるでしょう。
・使わないときは常に充電状態なので充電が0%にならず、常に使用可能
・無くしそうだったキャップが消え、美しい一体型になった
・もう本体から突き出た無様な充電状態を見ずに済む
上記のように多くの改善点があります。
ただ、少しだけ注意点もあります。
まず、側面をくっつけて充電する方式になった結果、グリップを装着したままでの充電ができなくなった事があります。自分はグリップをつけない派なのでなんともありませんが、グリップ派の方はこの点よく考えてから購入された方がいいと思います。
もう一つは、Qi方式のワイヤレスに対応していない事です。今のところApple pencil 2の給電方法は、本体の側面にくっつけるという方法しかありません。

常に本体にくっついていて便利

Apple Pencilは本体にくっつかないので、別で持ち運ぶか、何らかのアクセサリを本体に付けてそこに入れる必要がありました。Apple Pencil 2は本体にいい感じの強さでくっつくので、自然と一緒に持ち運ぶ事ができます。
このメリットは思っていた以上に大きく、「常に共にある」というだけでメモで使う頻度が格段に上がりました。以前は紙のメモ帳で取っていたメモを全てiPad proで行おうかと検討しているくらいです。
くっつく磁石の強さは、強すぎず弱すぎず、いい感じです。手ではスッと取れるくらい弱いですが、降ったり少々物が当たった程度では取れてしまわないくらいには強いです。まだそこまで持ち運んでいるわけではないので保証はしませんが、ケースに入れずにそのままカバンに入れてしまっても取れることはそうそうないと思います。

画面OFF状態からタップしてすぐメモが立ち上がる

ロック画面をApple Pencilでタップしてメモを起動できる、「インスタントメモ」は以前からありましたが、これがさらに強化されて、画面OFFの状態のiPad proをApple Pencilでタップするとメモが起動するようになりました。
以前はメモの起動には、(1)電源ボタンかホームボタンを押して画面をONにする。(2)画面をApple Pencilでタップする。という2行程が必要でした。しかし、新型iPad proでは、(1)画面をApple Pencilでタップする。の1行程、正真正銘のワンタッチで実現できます。この差は非常に大きいです。
実際、自分は以前のインスタントメモはあまり使っていませんでしたが、新型のインスタントメモは毎日使うようになりました。

Smart Keyboard Folioについて

全体的に旧式とあまり変わらない

背面を保護するようになったり、画面の角度を2段階で調節できるようになったという変更点はありますが、タイピング感や重さなど、基本的な使用感は旧式と変わらない感じです。むしろ変わらないことで安心感がありました。
ただ、一点だけ、旧式に比べて改悪されたポイントが目立ちます。それは……↓

バインバインする

画面がバインバインします。バインバインするせいでラップトップモードの時にApplePencilの使い心地が悪くなってしまいます。

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ApplePencilを使う時に画面がバインバインしている図

自分はキーボードで調べ物をしつつ手書きメモを取ることがよくあるので、そのときにいちいちバインバインするのはかなりストレスがあります。
率直に言って設計が甘すぎます。
自分はこのバインバインが嫌すぎて、SmartKeyboardFolio以外のキーボードを買い直すことも検討しています。

まとめ

まとめると、小型化最高!ApplePencil2最強!SmartKeyboardFolioはもうちょっとどうにかならなかったのか!という感じです。
バインバインだけは許せませんが、それ以外の点には結構満足しているのでこれからも使っていきたいです。
ちなみに、自分はApple信者でありかつiPad proのファンをやっているので買いましたが、特にAppleにこだわりがない方にはSurface pro 6のほうがいろいろ便利だと思うのでそちらをお勧めしています。単体として見ればsurface pro 6の方が優れていると思います。