ねぎとろブログ

工学系大学生のねぎとろが、テクノロジー/絵/料理について書くブログ

iPad pro 9.7を2年半使ってきた自分が今更レビューをする 第一回 〜お絵かき編〜

第一世代iPad pro 9.7inchが発売されたのは2016年3月のことであり、当時、私は発表と同時に予約購入した。それから約2年半、iPad proとともに過ごしてきたので、私はiPad proユーザーの中でも最古参の一人ということになるだろう。
今回はそんな私がiPad proの「最遅」レビューをする。
いかに早くレビューするかが問われるガジェットレビュー業界において、2年半も経ってからレビューするのは逆に新しいんじゃないかな…なんて思ったりして。
これだけ付き合いが長いと書きたいこともたくさんあり、一回の投稿では足りないので、今回は第一回の「お絵かき編」ということでお送りする。

目次

iPad proお絵かきの総評

私は高2くらいから独学で趣味の絵を描いていて、デジタルお絵かきにも挑戦してみたいと思うようになった。ペンタブを使っていた時期もあったが、表示画面と描画面が離れているので、なかなか気持ちよく線を引くことができず、自分に合っていないと感じた。かといって高価な液タブを購入する気にもならなかった。
そんな中、iPad proとApple pencilが発表され、そのお絵かき性能に期待して購入に踏み切ったのだった。
2年半iPad proでお絵かきをしてきた感想としては、細かい不満点・改善してほしい点はあるものの、それ以上に楽しく気軽にお絵かきができるところが気に入っている。

iPad proお絵かきの特に優れている部分

iPad proでお絵かきをすることで、特に優れていると思う部分がある。
それは、「下書きのスキャン→ペン入れ→色塗→画像補正→SNSへの投稿」という趣味お絵かきの一連の流れが全てiPad pro一台で完結できるということだ。
コピー用紙などに描いた下書きをスキャン系のアプリを使って取り込み、お絵かきアプリに挿入し、ペン入れができる。色を塗って仕上げたらそのままTwitterなどに共有することができる。pixivへの投稿もできる。
本来、パソコン・液タブ・スキャナが必要な工程を、全てiPad proだけでこなすことが出来るのである。この手軽さは趣味のお絵かきマンにとって非常にありがたい。

項目評価

Apple Pencilの書き味 満足度★★★★☆(4)

一言で表すと、「最初は滑りが気になるが、そのうち慣れる」だ。
画面のガラスとペン先のプラスチックのどちらも摩擦係数が小さいので、紙のようにザラザラした書き心地ではない。この滑りが最初は慣れないが、自分は2ヶ月くらいしたらストレスなく線を引ける程度には慣れた
傾き検知と筆圧検知の精度は素晴らしく、特にメモ帳やprocreateの鉛筆はかなり本物の鉛筆に近い感覚で使える。
参考までに、procreateで20~30分でスケッチした有働アナ↓(NHKの朝イチが好きだったので)
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Apple Pencilの充電方法 評価★★☆☆☆(2)

発表当時、iPadに直接ぶっ刺して充電するという情報に「は???」となったのを覚えている。この充電方法、使ってみるとそこまで気にはならない。急速充電の性能が良く、30秒の充電で30分くらい使えるので、ブサイクな充電中の光景を見るのは1分足らずで済む。
しかし、キャップとアダプタが小さくて紛失しやすいという重大な欠陥がある。幸いまだ両方とも紛失を免れているが、少し油断すればいつでも紛失できる自信がある(ちなみにiPhone 7のイヤホンジャック-lightningアダプタは買った翌日に紛失した)。
ジョブズが生きていたらとかそんな話はしたくないものだが、彼がいたらブサイクな充電方法と細かくて紛失しやすい部品は認めていなかっただろうと思う。

お絵かきアプリの充実度 評価★★★☆☆(3)

様々なアプリ開発者がiPad pro用のお絵かきアプリを作っており、無料から有料まで多くの選択肢がある。
2年半の間に色々とアプリを試してみたが、中でもオススメはprocreateだ。PCソフトのiPad移植版ではなく、完全にiPadのためにデザインされ、開発されたアプリなので使い心地がいい。
数・質ともに充実していると言えるが、現状のiOSお絵かきアプリには共通の問題点がある。それは、「レイヤー数上限の少なさ」である。
iOSお絵かきアプリにはキャンパスの解像度に応じたレイヤー数上限が決められており、この上限がお世辞にも十分とは言えない(2150×3035pixelで26レイヤー程度)。私の経験上、この上限数はどのアプリでもほとんど同じ数であり、おそらく、iOSアプリ開発においてメモリ使用量の制約があるからだと考えられる。
解像度を下げればレイヤー数も増えるので、趣味のお絵かきで不足を感じることはそこまでないが、プロや同人活動の場では不足する場面も多いだろう。逆にレイヤー数さえ十分増えれば仕事で使える場面も一気に広がると思う。今後に期待したい。 2018/10/16追記 レイヤー上限について調査して書きました↓

negitoro113.hatenablog.com

携帯性 評価★★★★★(5)

iPadApple pencilを持って行くだけで、どこでもデジタルお絵かきができる。最高。部屋の中にしても、椅子に座ったり寝転んだり、自由な体勢でお絵かきができる。この点はiPad proを買ってとても良かった点の一つだ。文句なし。

おわりに

お絵かきガジェットとしてのiPad proは、コンパクトさと描きやすさを両立した素敵な端末だ。私はとても楽しくiPad proでお絵かきできているので買ってよかったと思う。プロが仕事で使うのには物足りない部分もあるが、今後解決してほしい。