TPのブログ

三日坊主がその時々のマイブームについて書いているブログなので脈略はないです

コロナ禍の生活の中で一番搾りの良さに気づいた

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350mlx6缶パックで1000円ちょいの価格帯のビールって、スーパードライ黒ラベル一番搾りが並んでるじゃないですか。自分はあの中だと黒ラベルが一番好きで、刺し身などにはスーパードライの方が合うかなという意見でした。一方、一番搾りは他の2者よりも味の特徴が感じられず、なにか金臭さみたいなのもあるような気がしていて、あまり好きではありませんでした。私の親も、金臭くて微妙という意見を持っていました。歴史ある大手が作っているビールだし、そんなに微妙な味なわけがないだろうと思って何回か味を確かめるように飲んでみたのですが、やはり特徴のなさと金臭さが気になって美味しいと思えませんでした。
結局、自分の舌には合わないビールなのだろうと結論して、居酒屋でもスーパーでも一番搾りを選ぶことはなくなりました。

コロナ禍によって大学もバイトも在宅になり、一日中家にいるようになり、居酒屋やバーに行けないぶん家でビールを飲むことが増えました。黒ラベルスーパードライの350mlx6本をローテーションで買って、週に数回、晩飯のときに開けて飲んでいました。最初はちゃんと丁寧に洗ったグラスに注いで飲んでいたのですが、だんだん面倒になり、缶を開けてそのまま飲むことが増えました。引きこもり生活が一ヶ月を超え、そろそろ日常に刺激が欲しくなってきた頃、ふと、めったに買わない一番搾りをスーパーで手に取りました。
家に帰り、2割引になっていた豚レバーでレバニラ炒めを作り、冷蔵庫から一番搾りを一缶取り出してちゃぶ台に座り、テレビを付け、プルタブを開けて一口。あれ?かなり美味しい?一番搾りってこんな味だったかと思いつつレバニラを頬張り、また一口飲む。間違いない美味しさ。特にのどごしがいい。かつて感じていた金臭さは全く感じられず、食事の脂を流すキレのあるのどごしが非常に良かったです。
6本入りを買っていたので後日何回か飲み直しましたが、やはりかつて感じていた「微妙さ」は全くなく、ただただ美味しかったです。

なぜ自分の中でこんなにも味についての印象が変わったのか。理由として思い浮かんだのは、「グラスに注いで飲む」か、「缶でそのまま飲む」かの違いです。かつて実家で一番搾りを飲んでいたとき、毎回グラスに注いで飲んでいました。グラスで飲むことで鼻に直接ビールの香りが流れ込んでくるので、一番搾り特有の匂いが気になっていたのかもしれません。普通に自分の味覚が変化したという可能性もあるので、今度グラスでも飲んで確かめたいと思います。